a.k.a. Sakaki

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伊401と行く@呉・江田島(後編)

江田島にて(後編)

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 飛び込みまくるしおいちゃんを引っ張り上げ、次なる目的地へ出発することに。マップの目印になっている場所は、旧海軍兵学校である。現在、日本は軍隊を持ってはいけないことになっているため、海上自衛隊員を養成する学校になっている。

 黄色の線になっているところが国道となっており、目的地へはどこからでも行けるようになっている。島に来たのであれば海を見ながらがよいだろう、ということで、ピンク色の矢印になっている方角から目的地を目指すことにした。

 バイクが好きな人だと、ちょうど、この円のようになっているルートを真っ二つにするように伸びている白い道を走りたくなってくるはずだ。グネグネ曲がってて絶対たのしいだろう…が、ゆっくり走りたい気分なので今日はガマン。

海上自衛隊第一術科学校にて

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 走行中に「内覧ってできるのかな…」と、考えが過ぎった。第40代校長の面影に少しでも触れたい気持ちから、ここに着いたとき、ダメ元で守衛さんに訊いてみた。

わたし「ごめんください、見学は可能でしょうか」

守衛 「次の内覧受付は12時30分からなんですー。現在時刻が12時15分ですね、
    なので、15分後にまた来てくださいー」

 なんというタイミングだろう…フェリーの出港時刻にしても、今日の内覧受付時刻にしても、運が良すぎるのではないだろうか。神様は日頃の行いをよーく見ていてくれている。ありがたや。*1 

砲台山まで

 30分程度でいいから…と思っていた自分が恥ずかしくなるくらい密度の濃い時間を旧海兵学校で過ごし、その余韻に浸りながら、次なる目的地である「砲台山」へと向かうことにした。

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 海自学校から砲台山へのルートを図解するとこのような感じになる。現在地(海自学校)からは、ローソンまで、道なりに黄色い線になっているところを走っていく。そこからは、どちらから進んでも砲台山に行ける…し、オマケに三高ダムにも行くことができる。

 走った感じで思ったのは、この地図でいう⑤のルートから逆走して砲台山に向かい、来た道を往復して帰った方が最短距離かつ楽な道のりになるというもの。ふつうに楽しみたい人々は、絶対にこっちの方が安全だ。その根拠を以下の写真と共に話したい。

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 ④のルート(創造の森入口)から砲台山へ向かうと、まず、曲がった先がいつまで経っても見えないヘアピンカーブが立て続けに並んでいる。ヘアピンカーブだけならまだ対処できるのだが、道路には枯れ葉や松の葉が大量に落ちていて、しかも、雨天だったため路面も濡れていたし、なんと、落石だったり、大小様々な枝もたくさん落ちていた。その上、急勾配ということもあって、クラッチ操作を誤った場合、バイクに力が入らず、転倒する恐れがある

 こういった状況を全く知らなかった私は、島を一周したかったので、遠回りになるが、②のルートを通ることにした。海岸沿いを走れるので海が一望できる。「これ本当に国道なの???団地でしょ???」っていうような道を走って上の舗装林道に入っていく。

 でもまあ、後悔した。ギアは2速と3速の両方を使って身体を倒し、石や枝を避けながら、なんとか登り切った。車体が軽くて良かった。登りきった後は楽しかった、という思いに包まれたのだが…まだまだ下手くそライダーということもあって、けっこう神経を使った記憶がある。また挑戦しに行きたい。

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 …セローさん、おつかれさまです。@山頂

砲台山にて

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 本当はバイクで乗り入れしてはいけないと思うのだが、林道を見ると登りたくなってしまう。周囲には誰ひとりとしていないから迷惑になることはないな。よし、行こう。ということで登ってしまいました。

 いやー…廃墟っていいですよね。

 自然化してしまった人工物…なのだけど、自然に溶け込めていない不自然さ。現在は誰も立ち入ることがないし、生活感を抱かせないような神秘的な空間…。はー、ここでカップラーメンを食べたい。

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 防空壕…なのだろうか、通路という通路にこういった穴があり、中は空洞になっている。たしかに、敵機が襲来してきた時のことを考えれば、即座に滑り込める場所に穴を掘っていなければすぐに蜂の巣になるか焼き芋になるかのどちらかである。

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 この穴の内部は、水が染み出ているようで、ポタ、ポタ、と水滴が石を打つ不気味な音を奏でていた。ほんの少しだが鳥肌が立ってしまった。人間の気配がまったくないのだから、襲われてもどうにもならないような場所だ。建造物の内部にも入れるのだが、できたら複数名で行くことを薦めたい。根も葉もない話だけど、なんか危ないことをやっていそうな場所だ。

 写真を色々と撮影したものの、曇天のせいで、資料用に良い写真が撮れなかった。ということで、帰宅してから、以下のホームページを参考にして、晴れの日の様子を想像で補うことにした。

 2回目は、天気を伺ってから明日にでも行きたいな…って気分。曇天も曇天で霧がかった写真になったのだが、全体的に暗い。

呉にて

 正直なところ、江田島を侮っていた。こんなにも楽しいツーリングスポットがあるのなら、もっと早くから出発していればよかった。しかし、今回のテーマはあくまでも「ねんどろいど撮影ツーリング」だ。この時、私が1番撮りたかった写真を撮るために、終点・大和ミュージアムへと急いだ。

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 ルートは、もう迷うことがないと思われる。砲台山からローソンまで帰って来られたら、黄色い線になっているところを道なりに進んでいくだけだ。道路標識にも情報があるし、恐らく、問題なく呉市内まで辿り着けるだろう。

 ちょうど下山した頃になって、西日が差し込んできた。早瀬大橋を渡りきった後、良い子は真似しないでもらいたいのだが、振り返ると、橋の鉄枠(?)が陽光に晒されて輝いていた。あれは忘れられない景色となった(GoProほしい)。

 わたし「しおいちゃん、しおいちゃん、ほら、起きて、見て!」

 しおい「なーにー…ていとくー……」

 わたし「ほら、アレ!」

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しおい「『あきしお』だー!!!!」

わたし「しおいちゃんをね、ここに連れてきたかったんだー」

しおい「うん!うん!いいね!いいと思います!!!!!」

わたし「今度はきちんとテーマを絞って行きたいね。今日はバイクに乗ることが
    目的だったはずなのに、途中から史跡めぐりに変わってしまって、どっ
    ちも中途半端に終ってしまったような感じがする」

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しおい「でも、あの夕日を見て!きれい!」

わたし「ホントだね…海を眺めていたら全てがどうでも良くなるなあ」

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わたし「ああ…ヘルメットがオフロード用のものだったら、この写真、
    もっとカッコ良かっただろうになあ…まあ、仕方ないわね…」

しおい「おうち帰ろ。帰って仕事しないとね、提督」

わたし「じゃあ、せめてものご褒美で有料道路つかってもいい?」

しおい「ゆるす。しおいも早くお風呂にドボーンしたい!」

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 広島高速3号線に乗る前に、ここに行かないわけにはいかないような気がした。周囲はもう暗くなっていて、とても碑まで行けなかったのだが、遠くから、次回3月25日の艦これオンリーイベントの成功を祈願した。ここには、第十七駆逐隊の慰霊碑があり、過去、訪れたこともある場所だった。

 今度、呉を観光目的で行ったら線香のひとつでも手向けなければなるまい。いせ屋さんの肉じゃがも食べたい。やりたいことは山ほどある。人生、死ぬまでのヒマつぶし。徹底的に楽しんでやろう。

 結局、呉名物の細うどんを食べることなく帰路につくことに。総走行距離147km(陸地のみの計測)で帰宅しました。

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―― 番外編に続く(更新時期未定) 

*1:内覧の感想を書いていたら記事が膨大な量になってしまった。番外編として稿を変えてまとめることにして、今回はねんどろいどツーリングの外側の部分を中心にまとめたい。