a.k.a. Sakaki

旅行記と整備手帳

帰省②

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 開放感に溢れていた。仕事は(できたらやりたくないにせよ)嫌いではないのだが、職場のことを考えると体調が崩れてしまう身体になっているのは紛れもない事実。前日の忘年会を丁重に欠席し、休むことに集中しようと早めに帰省することにした。

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シンカンセンスゴイカタイアイス

 例のアイスを食べたり、ゆっくりと本を読んだりしながら広島まで約2時間の道のり。ぼんやりと車窓の景色を眺めていればいいのだが、失った何かを取り戻すかのようにして英文に集中していた *1

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電車を車窓から眺めることは毎回の楽しみである。

 そして、広島駅に到着。帰ってきたことを実感したのは呉線が完全復活していたのをこの目で確認した時であった。「海田市」でなく、きちんと「糸崎」の文字が電光掲示板に書かれていた。また呉に行きたい。(過去記事を参照のこと)

 さて、年末は1日たりとも1人の時間を作れない。30日までビッシリと予定が入ってしまっている。31日からは「引きこもるぞ」という気で予定を一切入れないでおくことにした。約1週間ほどの間、今から仕事始めのことを考えると胃が痛くなるのだが、可能な限り身体を休めて残り3ヶ月程度を凌ごうという魂胆である。

初日

 その初日は、前の職場での同僚と食事となっていた。前の職場も胃の痛くなる毎日であったが、人間関係には恵まれていたように思う。離職してからもなお連絡を取り合う程度には良好な縁を保っている。温泉に行ったり、行き先を教えられないまま車に乗せられバッティングセンターまで拉致されたり、勤務中に門松で誕生日を祝ったり…と、現職でもこういうことをしたいのだけど叶わないだろう。人生は死ぬまでの暇つぶしである。なのに世の中どこかしら何かしらの余裕を見失っているように思う。

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ビビッた

2日目

 友人の1人と一緒に師匠のご自宅へ。自分がおかしいのか、社会がおかしいのか、その基準のズレを修正できる貴重な時間である。昨年度までは1ヶ月周期で心を調律できていたのだが、今となっては年2回にまで減ってしまった。英語や学校のことを始め、開発中の教材の話や国際情勢に至るまで、様々なトピックで雑談を交わすことができた。夕食までごちそうになった。

    その後は相方に恒例の神社へと連れて行かれ、行きつけだったラーメン屋さんで休憩を挟み、それから帰宅。安心したからか、その日はよく眠れた。話し合った結果、次回のサークル参加は『陽炎抜錨』関連となりそうである。前回の反省点を活かしてきちんと「手にとってもらえる」表紙づくりを心がけなければならない。資料を買って勉強する。

 それはそうと、トロント大学に在籍している知人が苦労を重ねてようやくPh.Dを取ったそうだ。そんな良い知らせも受けた一方で、全く何も成長できていない自分を呪っている。努力が足りていないのだが、その努力をする元気は失われてしまっている。

3日目

  夏休みの時と同様に、祖母とお好み焼きを食べに行った。食べ物の味がしない日々が続いていたし胃が小さくなってしまっていたのだが、Morozoff のプリンが美味しいと感じるようにはなった。

 年2回の帰省で祖母とこうやって会えるのは残り何日になるだろうか。長くて向こう20年を生きてくれたとしても40日である。大切に過ごさなければならない。

 予定は全て午後。目覚ましをかけないで昼前までゆっくり布団の中で休んだ後、適当な格好で外に出て用事を済ませ、また眠るまでの間に、来年度のGWを見据えて面白いキャンツー△計画を練るなど、グータラしている。日本人、働き過ぎではないだろうか。定時退社が当たり前になって完全週休3日が実現するだけで随分と生きやすい社会になると思うのだが。どうだろうか。

4日目

 この日は家族で墓参りに出かけ、全員揃って昼食だけ一緒にした。その後は友人と市内でホルモンハンバーグ…のはずだったが、仕事が忙しそうだったので、Uターンして、友人宅周辺で行き当たりばったりの飯屋巡り。

 彼と適当に歩いて見つけた「いかにも」な店は大当たりであるケースが多い。今回も例外ではなかった。新しくできた(らしい)沖縄料理店だったのだが、島らっきょうの漬物、紅芋の天ぷら、炙りソーキ...など、どれもこれも大当たり。美味しいものを食べたら無言で握手を交わす謎儀式なんかも久しぶりだった。

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 目を引いたガチャを2人でやる恒例行事。これはパソコンアイコンを模ったポーチ。.zipファイルとLhaplusのアイコンが当たった。タバコを入れた。

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 なんとなく「面白いボールペンの試し書きを探そう」という運びになり、色々と見つかった。書き手の思考が露骨に現れるように思う。

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どうしちゃったの…。

 とくに左側の写真「アディス」は、たぶん「アディダス」と書きたかったのを間違えたのだろう。試験を採点しているとこんなミスをよく見かける。

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㊧なぜ「毒」なのか。㊨ここではなくて絵馬に書きなさい。
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突然のポエム。マサシ…気をつけて。

 ちょっとした趣味になりそうだ。中学生や高校生くらいの子が集団で頻繁に立ち寄るような場所であれば、こんなのが見つかるかもしれない。

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お別れはこの写真で

 もらった目出し帽(黄色)…どうしよう。被って授業すればいいのだろうか。(社会的な死が待ち受けている)(もちろんやらない)

5日目

 この日は学部生時代の友人複数と食事。この半年の間で「入籍予定です」や「彼女ができました」の報告が来るとは思いもしなかった。しかも私以外のメンバー全員が。みんなには幸せになってもらいたい。一方の自分は、そういう浮いた話のことなど考えもしなかった。仕事と生活と趣味のことで頭が一杯だった。

 それにしても、出会う人々から「生気がない」「痩せた」「もっと人生を楽しまなきゃ」etc. と言われる。自分では普通だと思っているのだけど。

6日目・7日目

 12月31日と1月1日、この日からは絶対に予定を入れないと決めていた。この日、本ブログは開設1年を迎えた。元々は「何か気づいたことを1日1つ書くこと」を目的にしていたのだが、わずか90日で終了。教育絡みの話は政治的になってしまうし暗いことばかりで面白くない。それに、安全な場所から批判するばかりで何も行動しないような評論家にはなりたくなかった。

 そんなこんなで、記事の大半を削除して新年度からは「旅行記」を主として書き溜めていくようにしたのが、このブログの始まりであった。「無理なく書きたい時に」を基本としたおかげで1年続いたとは言え、今年は40記事程度しか更新できなかった。来場者数は2900名ほどで、あと100名で3000人。

 さて、来年(2019年)は100記事に到達するだろうか。単に自分のために書いているブログなので「記者」と名乗ってはならない気がするが、100を超えたところからがブログ記者のスタートラインであると聞いたことがある。微妙に届かない気がするが、続けていれば、まあ、生きている内に実現するだろう。

 旅行記を本にする計画を練っていたが実現できなかった。忙しいのは理由にならないので、それほど強い動機があったわけではなかったのだろう。インターネットとパソコンがあれば本を作る必要はない…と、自分自身に言い聞かせることもできるが、サークル参加の感覚を一度でも味わってしまうと、サークルチケットのないイベント参加を考えられなくなり、本を出さずにはいられなくなる。頒布はいつになるだろうか。

 同人絡みのことでもう一つ。英単語学習教材型同人誌の制作も「やりたいことリスト」に入っていた。これも同様に実現できなかった。内容物は大量にできているので、表紙と素材を描いたりデザインの勉強をしたりして世に出したいところである。これもまた、頒布はいつになるだろうか。

 あと、ここ最近の興味関心は料理に向いているらしい。本屋さんを無作為に一周してみたのだが、アウトドア飯と酒の肴の料理本が面白そうであった。波こそはあるが、興味が湧くということは、それなりに回復傾向にあるらしい。原因は自明だった。何にせよ、また本を買って帰りの荷物を増やすことはできないので、手に入れるのは京都の自宅に戻ってからの話になる。楽しみにしておこう。

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実家は牡蠣の養殖をやっている。美味。

8日目

 前回と同様、実家の自室で記録を編集している。この後、荷物をまとめて新幹線に乗り込む。次に帰るのは8月だろうか。もし、来年度の仕事がなかったら年度末に帰ることになるが、英語教師は売り手市場だし、仕事も選ばなければたくさんある。来年度も京都での生活となろう。それまで皆の健康を祈る。

 新幹線の中では読書に集中するつもりであったが、指定席チャレンジに大成功してしまい、金髪女児と隣り合わせになったので横目で眺めていた。オレオを食べていた。かわいい。神は私を見捨てていなかった。三列シートだったので思い切って保護者さんに声をかけ、少し会話を交わした。ウェールズ(Cardiff と言っていた:首都)から来たらしい。流れで「え、お名前を聞いてよろしいでしょうか」とか聞いてしまったので不審者極まりなかっただろう。本人がノリ気だったから良いのだけど、危なっかしいことをしてしまった。とりあえず、グレイスちゃん。かわいい。8歳。かわいい。She spoke in mild accents. 使う機会がなくなり、言いたいことを直ぐ英語に乗せられないのが残念だった *2。新大阪でお別れし、ここからは1人考え事に耽った。

 帰省中(旅先)に本を持って行ったのにロクに読まなかったし、せっかくパソコンを職場から持って帰ったというのにロクに仕事もしなかった。毎年そうだが、いつになったら「持って行ってもムダ」と学習するのだろうか。

 年末年始も自分にとっては普通の1日である。1分1秒の差で気持ちを新たにする必要はない。毎日新鮮だし、思いついた時に新しいことを始めればいいし、ダメだと思ったら辞めればいい。明日は何をして過ごそうか…まずは買い出しと大掃除か。

*1:写真のKazuo Ishiguro を今冬の課題図書として正確に読む訓練をすることにした。この作家は教材に採用したくなるような英語を書く。読者に対して丁寧な言葉で穏やかに語りかけてくるような印象。まともに(英語の)本を読む機会もなく、そんな心境でない日々も続いたため嬉しさを抑えきれない。

*2:というか、むしろ「日常会話」と呼ばれる英語が難しいのである。私が英会話の授業を行わない理由の一つとなっているのだが、会話とは、常に偶然に起こる性質のものだからである。用意されたテキストを読む程度では身に付かないのが現実である。