a.k.a. Sakaki

旅行記と整備手帳と日々の声

チェーンのメンテナンスについて

 ガレージがなく,いつも自分の駐車場で作業する身としては,日が長くなると早朝から活動できるのでありがたいものです。特に,今月はケガをしていたという事と,人間として扱ってもらえない日々が続いた事とあったため,旅に出ることはおろか,メンテナンスさえも許してもらえないような状況が続いていました。休日社畜ライダーの宿命なのかもしれません。

 そして「忙しい」を言い訳に,恥ずかしながらFZRのチェーン整備を怠っていました。先週,ようやく曜日の感覚が戻ってきたので「そういえば…」と思い,チェーンを見たら酷く赤サビで覆われていました。

 原因として考えられるのは「バイクカバー内部の結露」が濃厚です。1週間に一度は必ず乗っていますが,それ以外の日はカバーに覆われています。屋根付きの駐輪スペースは他の住人の自転車で一杯になっているので外に置かざるを得ないのが敗因。

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 驚愕です。バイク乗りの風上にも置けない。キモチワルイ。よくこんな状況にまでできたものだ。

 とにかくFZR様に対して「申し訳ない」の気持ちで一杯です。ということで,今日は気合を入れて早起きし,主に,チェーンとスプロケットの整備を念入りに行うことにしました。

 今月に入ってコレと言ったネタもないので,これを機にチェーンのメンテナンスを行ったことのない人に向けて記録しようと思います。

準備物

 まずは準備物を以下に補足説明しながら付します。個人的な意見なので,あくまでも一つの参考に留めておいてもらえるとありがたいです。

軍手

 可動する部分をメンテナンスする時には,軍手が必須だと思っています。手が汚れるからではなく,万が一,チェーンとスプロケットの間に指を挟んでしまった時のことを考えなければならないからです。生身で挟んでしまったら,勢いで手を引いてしまった時に確実に痛い思いをするでしょうけれども,軍手があると,軍手だけを残してスルッと指を抜くことができます。要するに,ケガの予防のためにも必須なのです。

チェーンクリーナー

 最近のバイクには殆ど全てシールチェーンというものが使われています。シールチェーンとは,部品にゴム(Oリング)を使用しているチェーンのことで,これに対応していないクリーナーを使うと部品が傷んでしまいます。なので,通常のパーツクリーナーではなく,必ずシールチェーンに対応したクリーナーを買ってください。

 安いもので300円とかで買うことができますが,家にない場合は中性洗剤(食器洗い用の洗剤)でもOK。ただし,使って良いのは中性洗剤だけです。その場合は水で洗い流す必要があるので,面倒だという人はチェーンクリーナーを買いましょう。使っていないので何とも言えませんが例を挙げておきます。あと,作業場所によっては新聞紙とトレイを用意するようにしてください。

ブラシ

 チェーンをゴシゴシ磨くためのブラシです。歯ブラシでも良いですが,このコの字型になっているチェーン洗浄専用のブラシがあると捗ります。細部やガンコな汚れに対しては,ナイロン,ステンレス,真鍮の3本セットになっているワイヤーブラシを買っておくと良いでしょう。こっちについては百均にも売っています。

チェーンルブ(グリス)

 チェーンルブとは,簡単に言えば,チェーンの潤滑油です。パーツクリーナーで油分を落とすので,清掃が終わったら必ず塗ってください油を差さないと,再びサビの温床となってしまいますし,チェーン,ギア,スプロケットの寿命を縮めてしまいます。その際,ダンボールの切れ端があると大変便利です。是非,揃えておいてください。

 チェーン用となっていれば何だってOKです。種類は色々ありますが,個人的にはこちらのヤマルーブのドライタイプがオススメです。割高だけど仕上がりの満足度も高いです。定期的に差してあげるとギアがスコスコ入るので気持ち良いです。

メンテナンススタンド

 後輪だけでもあったら便利です。チェーンのメンテナンスをする際にスタンドがないと場所を取ります。当然ながら,タイヤを回転させないとチェーンは回りません。なので,初期投資として1つ持っておくと向こう何年も清掃に対する負担が減ります。それに,メンテナンススタンドがあれば,チェーンもスプロケットも自分で交換できるようにもなります。廉価製品もありますが,個人的には ジェイトリップのメンテナンススタンドをオススメします。高いだけのことはある。ご購入の際は付属品を忘れずに買ってくださいね。

 ただ,チェーン以外のメンテナンスをする気がない場合,こちらのローラータイプのスタンドがあれば十分でしょう。あると捗ります。安心です。

手順

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 パーツクリーナーを思うままに噴きかけ,写真のようにゴシゴシ磨いてください。その際,こびりついて取れない汚れは真鍮ブラシで磨くと良いです。ただし,真鍮ブラシはチェーンの外側のみに使用してください。Oリングが傷んでしまいます。

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 キレイになりました。もう二度とあんな状態にはしないと誓います。でないと別のパーツに影響が出てしまいますし,走行中にチェーンが切れてしまったりしたら大惨事です。

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 今度はダンボールを写真のようにセットし,チェーンルブを吹きかけます。吹きかけたら何回かタイヤを回転させて油をしっかりと馴染ませてください。今回使用しているチェーンルブはドライタイプなので飛び散ることはあまりないでしょう。最後に余分な油を拭き取る必要性もなさそうです。

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 同じ作業をセローにも施します。新聞紙の使い方はこの写真を見てください。パーツクリーナーを吹きかけると汚れた水が滴り落ちます。なので,公共の場での作業を行う場合,その受け皿と新聞紙があると汚さずに済みます。迷惑をかけないようにしましょう。

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 キレイになりました。この後でセローの車体を拭き,知人のCBR250Rの状況を(自分のお節介で)見に行きました。タイヤの山以外は何事もなく安心したのと,CBR250Rについて勉強できたことは有意義でした。電気系統の勉強はきちんとしたいです。

 それもそうと,単気筒スポーツに乗ったのは友人のSRX400以来のように思います。CBRはレスポンスが良く,とても楽しいバイクでした。短所としては,カウルを外すのが大変だということです。カウル1つ外すだけでも後方から1つずつ外さなければなりませんでした。今回,諸事情でカウルを外したかったのですが,多彩な工具を要求されました。バイクの状況を見た後で整備の方法を教えるだけのつもりだったことも重なり必要な工具を持ち合わせていなかったので,断念せざるを得ませんでした。それだけが今日の心残りでした。

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 予定していたFZRのエキパイ塗装は来週に持ち越しです。また,タンクの塗装も剥がれてきたことに恐怖を感じているところです。早く対策をしなければならないところですが,焦らず,今日はギアがスコスコ入るようになっただけでも大きいと考えるようにします。

 「自分で整備できない人はバイクに乗ってはいけない」などの言葉を耳にしますが,私はそうは思いません。できないところはバイク屋さんに頼み,乗ることだけを楽しむこともアリです。ただ,整備ありきのツーリングであることに間違いはありません。最低限チェーンのメンテナンスだけは怠ってはならないと思います(自戒の念を込めて)。

 もしTZRを納車することになったら,またメンテナンスに時間を取られることになります。でも嫌いではありません…イバラの道にはなるでしょうけど。