a.k.a. Sakaki

旅行記と整備手帳と日々の声

京都最北端の地:経ヶ岬へ

 仕事が一段落して少し長めの休暇を手に入れたので,ソロキャン△に興じることにしようとキャンプサイトまで決めていたのですが,どうも夜中の最低気温が0℃近くまで下がるとのことでした。全く野宿できない気温ではないのですが,明朝3時から4時くらいに寒さで目覚めてしまうのが最も辛いことであることは経験しているので,ここは無理をせず日帰りプランで旅に出ることにしました。

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 さて,タイトルの通り今回の目的地は経ヶ岬です。以前,城崎温泉に行った時は雨で断念せざるを得ませんでしたが,天気予報によれば,今日は北部も1日中晴れ模様とのことでしたので機を逃さないようにしました。地図上の青い矢印が往路で,緑色の矢印が復路となっています。

 これなら9号線を最初から通れば良いのですが,自分の旅のスタイルは「目的地だけ定めておいて適当にフラフラする」なので,帰宅してから地図を見返して初めて,とんでもないルートを辿っていることを知ります。今回もその例には漏れなかったようです。

 ちなみに,赤い✕印の場所は自損事故現場です。そんな大きなアクシデントはあったのですが,全体的には良い旅でしたので記しておくことにします。

とりあえず美山へ

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早朝は誰もいない

 最初から9号線を走れば良いのですが,美山からスタートです。道中に設置されている温度計は,最も低い所で-2℃を差していました。対策として貼るカイロを貼っていましたが,到着する頃には身体の末端(特につま先)の感覚がなくなっていました。ソロキャン△を見送って正解だったと思います。

大野ダムへ

 このまま162号線を辿って舞鶴側から経ヶ岬に行くこともできたのですが,そのルートだと伊根から目的地に入ることになってしまうので,ここから福知山を目指すことにしました。

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大野ダム道中

 由良川沿いを法定速度でユラユラと流し,これまでは通過するのみに留まっていた大野ダムに今回は寄ってみることにしました。

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到着

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 日吉ダムのような規模ではない,控えめなダムですが良い景色でした。前にも書きましたが,ダムの水は,その水質はともかく見た目が良いです。長距離の移動なので,長居はせず,福知山を目指すことにします。

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捨てたらダメですわん。

加悦鉄道資料館

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 福知山を目指している道中での休息ポイントにした道の駅「和(なごみ)」です。見たことのある景色でしたが,それもそのはず,ここは昨年に舞鶴から帰る時に通っていたようです。立ち寄ったことは鮮明に覚えていますが,記録によると前回は22時30分に立ち寄ったらしいので真っ暗闇です。今日は開いていたので見学。

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イノシシに注目

 道の駅で売られている野菜は美味しいのでつい買いたくなるのですが,荷物を増やすわけにもいかないので眺めるだけです。陳列されている品物を見たり,コロッケを食べたりするだけでも楽しいのが道の駅ですし,その駅ごとに特徴があるのが面白いので,道路標識を見かけたら立ち寄るようにしています。

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 ルート確認も兼ねて入った道の駅「シルクのまち『かや』」でGoogle Mapsを眺めていると,鉄道資料館なる文字を発見してしまいました。面白い。早速入ってみよう。

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コレまた入場券が良い味です。
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 いい年齢の大人が思いもよらない場所で,思いもよらない時間をかけて見学することになってしまいました。まだまだ写真はあるのですが,Instagramの方にも一部アップロードすることにして,この辺で留めておくことにします。見応え十分でした。

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乗ってみた

屏風岩展望台

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快晴

 気持ちがいいです。視界が切り拓かれた時の筆舌に尽くしがたい高揚感,左手に海を臨みながらの解放感,他の社会人が仕事している中で海を眺める愉悦感。コレがあるから旅は辞められません。

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 立ち寄ったのは屏風岩展望台と呼ばれるところです。左手に見える岩の形が薄い屏風のような形を模しているから名付けられたのでしょう。人間の認知というのは面白いものです。

 ここで突然ですが,ベトナムから企業研修に来ているという美女2名と写真を撮ることになりました。曰く,3年ほど京都に住んだようですが22日に帰国するそうです。賢い。その記念撮影で私は「日本人代表」という栄えあるポジションを獲得したようです。「自分が海外に居た」という証拠を残すために現地の人々と写真を撮ることは一般的に行われていると思うのですが,留学生とよく交流していた学部時代をしみじみと思い出すことになりました。

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艦娘が住んでいます

 経ヶ岬灯台

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 寄り道に寄り道を重ねて午後3時前に到着しました。予定時刻よりも90分弱の遅れが出ていましたが,ここでボーッと海を眺めることにしました。

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 展望台と灯台へ行くには登山の必要があります。かなり急勾配の道だったので体感は400mよりも多く歩いたように思えてきます。山頂に着く頃には歳をとったのか体力が空っぽになってしまっていました。

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ラーメンスポット

 平日だからか人っ子一人いませんでした。というより,登山するのが大変だから麓で満足する人もいるのでしょうね。コーヒーを淹れる道具一式を持って来ていれば「海の見えるカフェ」になるような休憩所です。1000円でオシャレなカフェに行くのも良いですが,こういうところで100円の缶コーヒーを飲むのもまた良いものです。むしろそっちの方が好みではあります。

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 流れる雲を見ているだけ,飛んでいるハヤブサを観察しているだけ,何も見えない地平線の彼方を見ようとする…などの時間の使い方は働き始めてからできなくなったように思います。息が整うまでボーッと遠くを眺めていました。

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 展望台を後にして灯台へと向かう途中に,廃れた文明の跡が視界に飛び込んできました。自然物と同化した人工物が大好きな人にとっては刺さるように思います。戦時中などに利用されていたのでしょうか。単なる休憩所なのかもしれません。何れにせよ真意は分かりませんが,高台は何かしら利用されることが多いはずなので,その名残なのかもしれません。

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 山頂から下山していくこと10分弱で到着しました。管轄は海上保安庁のようです。写真の右手に見える白い塔が灯台のようです。美しいですね。

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 「美しい」という形容詞1語で済ませていいのでしょうか。言葉を飲みました。絵に描いたような灯台です。目前にある光を直接見ようものなら網膜が焼けてしまうかもしれません。大きな灯台です。カイリューとか出てきそう。

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 パノラマ写真だと歪みますが,視界いっぱいに海が拡がっています。これは是非自分の目で見ていただきたいものです。高台から水平線を見たのは江田島以来のことのように思います。故郷に思いを馳せ,大きなため息が出てきました。

 やはり海は好きです。こういう場所にガレージ付きの平屋を建てて隠遁生活するのが夢です。一生叶わないでしょうけど,それに近づけられるように努力したいものですね。ほどほどに。

伊根の舟屋

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 そのまま南下して人生2度目の伊根に到着です。来て早々に台湾から来た人に「写真を撮ってもいいか」と英語で訊かれました。FZRファンなのだそうです。いいですよね。FZR。私も好きですよ。

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 前回ここに来た時は18時を回っていたので車両を停めて歩くことができませんでした。今回は少しだけ余裕があったので散策です。

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 ひたすらに静かです。うみねこの鳴き声と波の音しか聞こえません。これがGWになると騒がしくなるのかもしれませんが季節を外して訪れて正解でした。カフェで休憩して帰ることにしましょう。

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 チーズケーキとアイスコーヒーのセットをごちそうになりました。西日が水面にゆらゆらと揺れている様子を見ながらリラックスしていました。帰るのが面倒になります。

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 何度訪れても同じことを考えるのですが,旅館に泊まってゆったりしてみたいものです。電車とバスを利用して来てみるのも良いかもしれません。

 舞鶴赤れんがパークを経由し,大飯原発の方角へも行ってみたい気持ちになりましたが,詰め込みすぎると大変な目に遭うことは分かりきっていたのでグッと堪えて帰宅することにしました。経ヶ岬まで来ると寄り道は難しいようですね。今度は大飯原発を目的地にして舞鶴砲台跡地で回収できていないルートを踏んでみるのも悪くなさそうです。

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磁石があると高速が便利ですね

 国道9号線までは無料区間のバイパスを利用しました。そのまま縦貫道で帰れば2時間程で自宅に到着するのですが,日が変わる前に帰宅できるので途中で降りてしまいました。いま思えば,ここがターニングポイントだったのではないかと思います。

 大したことないのにTwitterで騒いでしまいましたが,冒頭地図上の✕印のところで転倒事故を起こしてしまいました。ここで有料区間を通っていれば起きなかった事故だったのではないかと悔やむばかりです。少し痛々しい写真がありますので詳細は稿を変えます。

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 総走行距離にして389kmの長距離ツーリングとなりました。もう少し質を大切に走った方が良いかもしれませんが,乗っている時間が楽しいので,どうしてもこういう距離を走ってしまいます。しばらくはFZRのリペアなどに時間を費やすことになりそうですが,1ヶ月に1度くらいは旅行したいものです。