a.k.a. Sakaki

旅行記と整備手帳と日々の声

近況:自宅周辺の散策

 新型コロナウィルスの影響により、私の勤め先(私立高校)では半日出勤・半日在宅勤務となっています。もちろんクラブ活動も禁止。あれ、不要不急の外出を控えなければならないから、子どもは自宅学習という措置なのではありませんでしたっけ。なぜ大人は出勤なのでしょう。偉い人の考えることは凡人には分かりません。

 まあ、そういうことですから有給休暇をここぞとばかりに使い、日帰りで行くにはもったいないような場所に行くことを目論んでいます。もちろん人混みは避け、電車(公共交通機関)を使わずにセローで静岡高知に行きたいと考えているところです。実現できるか否かはさておき、このタイミングで行かなければ「時間と金を使うセンスがない」と思われてしまいそうです。人のいない場所なら誰からも後ろ指をさされないでしょうし。*1

 新型コロナウィルスの影響で京都も観光客が減っているということです。住んでしまうと感覚が麻痺してしまうのか、ここは日本でも有数の観光地だったことを忘れていました。ということは、わざわざ遠出しなくても、自宅をホテルと仮定して、観光客として京都を満喫するのも悪い選択肢ではないのではなかろうか、そんなことを考えつきました。引っ越してからは徒歩での散策なんてしていませんでした。

 これは夜の貴布禰神社嵐山錦市場なんかをゆっくり観光するチャンスなのでは。どこもかしこも人が多いイメージですが、その数は今では半減しているのだとか(喜んでいられない方々も多いでしょうけど)。静岡・高知行きが阻まれた場合、日帰りで行くなら白川郷鳥取砂丘も視野に入れていますが、こういう時間の使い方も悪くないだろうな、なんて思います。

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琵琶湖疏水を辿ってみることに

 さて、前置きが長くなってしまいました。ここからが今回の話になるのですが、急にできた「自由時間」です。ここに引っ越してきて2年になろうとしていますが、実は近所の散策を全くしていませんでした。いつでも行ける場所、ここに行くよりもまずは遠出、のように考えていたため、今日を迎えるまでは。

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 まずは天智天皇陵です。つまり、古墳。埋葬者が判明している古墳なんて指折り数えるくらいしかないので、ありがたく史跡巡りのスタート地点とさせてもらいました。お昼までお布団でグータラし、身体が軽くなった頃に出発。

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 とにかく参道が長い。ここは新緑の季節になると気持ち良さそうです。あいにく春とは云えども冬景色のままでした。歩きながら考えていたのですが、どうして天智天皇のお墓の周辺に住宅地があるのでしょう。

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合掌

  あ、いや、住宅地があることは別にいいとして、目立たないといいますか、その名前の大きさの割には静謐とした佇まいといいますか。名前くらいは聞いたことがあるはずですが、「日本初の時計を考案した人」というのはあまり知られていないのでしょうか。まあ、静かなのはお墓だからなのでしょうけど。

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栗原邸

 琵琶湖疏水に向かって歩くと有形文化財の栗原邸にたどり着きます。中に入ってみたいのですが、閉鎖されていては無理ですね。昔ながらの洋館というのは垂涎モノですが、私の職場では(?)あまり理解されない感覚のようです。サミシイ

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ヲタクはこういう橋に弱い

 その背中には、このような橋が架かっています。その下が琵琶湖疏水なのですが、いつもより水が少ないです。ここを散歩していたおばあちゃんから得た情報なのですが、今は水を抜き、水路を清掃している時期なのだそうです。そうしなければ、かなり臭うのだとか。観光資源の保存には何かと手がかかっているのですね。

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 疎水ツアーは1回8000円するそうなのですが、なかなか経験できないと思うので、正直なところ高いのか安いのか分からないですね。こうやって水路沿いを散歩するのと大差なさそうですが、まあ、機会があったら乗船してみるのも良いでしょう(機会が来ないヤツ)

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 山科駅に向かう方角を水路沿いに歩いています。ジョギングしたり、ウォーキングしたり、自転車に乗っていたり、多くの人々とすれ違いました。どうやら地元の人たちの間ではごく普通のお散歩コースのようです。写真のベンチは朽ちていますが、新しいものも作られていましたし、工事中の場所さえもありました。ご年配の方々にとっては憩いの場なのかもしれません。

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 椿がきれいに咲いています。最期を迎える時は「ボトッ」と首から落ちていく潔さが良いですね。そのくせ、土に還っていく姿はどこか生きることにしがみついているかのようなしぶとさがあります。1枚、そしてまた1枚と名残惜しそうにその生命を散らしていく桜とは別の美しさがあるように思います。というよりも、人間味が溢れているからなのかもしれません。

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 JR山科駅をこうやって高いところから見たのは初めてです。雨の日は毎朝ここから始まるのですが、こうやって眺めてみると新鮮です。こんなに大きな駅だったのか(といっても普通の駅ですが)

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 徒歩での疎水ツアーはまだまだ先へ行こうと思えば行けるのですが、毘沙門堂の参道まででストップすることにしました。山科駅に戻るには丁度よいのです。桜が咲いたらまた歩きに来ようかなと思いました。また、秋の毘沙門堂は紅葉の絨毯が敷き詰められているのだそうで、この時期もまたお散歩しに来ると良さそうです。

 何回か歩いていると、また何か見つかるかもしれませんね。この日まで歩かなかったのが少しもったいなかった…まあ、物事にはタイミングというものがあるのです。今日がその適時だったということでしょう。

*1:ただ、子どもの方が休暇ではなく自宅学習と指導されているので、つい最近(2020/03/09)までは英語を勉強するための環境を整えてあげることに集中しようかと考えていました。成績処理も済んだことですし、大人が遊んでいては彼らに向ける顔がない、なんて思ったりもしました。しかし、これまでにも種はたくさん蒔いてきたつもりです。学ぶ側にだって責任はあります。自分ばかりが一生懸命になっても仕方ないと考え直すことになりました。これまでの授業内容を反省したり、英気を養うために時間を使うことにしました。